某年某日。入学試験の筆記(一般常識)全然できなかったにも関わらず、無事鍼灸学校に入学した私。
きっと鍼灸の勉強って真面目にやれば問題ないレベル何だろうな~
まぁ勉強(暗記)そこまで苦手じゃないしまぁ大丈夫でしょ
ってめちゃくちゃ失礼なことを考えていました。
いや、真面目に勉強すれば問題ないってのは嘘じゃないんです。。。真面目に勉強すれば大丈夫。。。
でも、解剖や生物の知識は高校まで(文系)・非医療系職・ツボとかよく知らない・フルタイム勤務しながら通う!!
って場合は、勉強する覚悟を決めたほうが良いです。
授業が始まって10日ほどたった時点で、わたくし早くも不安に駆られておりました。
恐らく入学初月から授業の難易度が高すぎる・スピードが速すぎる。という学校はあまりないと思います。
今振り返れば当時の授業内容は基礎の基礎。でもそれって今だから言えること。
解剖学の1回目か2回目の授業でのことです。
「はい。これが腕の屈曲・これが伸展・これが外転・これが内転・これが外旋…次股関節の…(同じように続く)」って先生が前で実演されながら一緒に体を動かしていくのですが、その時の私の心中は
ちょとまって、屈曲と伸展は何となくわかるけど、
外転ってなに?外旋との違いって何?
という感じでした。
周りをみて何となく真似をして動いてみるものの、周りの人は皆出来ているように見えて内心大慌て。
後に他にも分かってない方はいっぱいいたことがわかるのですが、当時は「え、ちょっとこれ大丈夫?私!?」ってなってました。
もし今これをご覧になっている方のなかにプレ鍼灸学生の方がいらっしゃって、「私もわからない…」という方は検索かけてみて下さい。実際に動画で分かりやすく解説してくれているサイトが沢山あります。そしてもし不安になっていたとしても大丈夫!!
だって結論として、私も私のクラスで外転内転分からないって言ってた人で真面目に勉強してた人は皆
何とかなったもん
ただ、勉強は入学前に思っていたのの5倍くらい(私比)大変でした。
私以外にも会社員で夜間部に入学された方のなかには「鍼灸の資格、特に座学は出席すればなんだかんだで単位もらえると思ってたのに全然甘かった」と失礼極まりないながらも正直な気持ちをポロっとこぼされる方もいらっしゃり、「思ってたより大変だよね」って苦笑しあったのも良い思い出です。
ただ、入学前にもうちょっと「自分が人間の体について何も分かっていないこと」を自覚して謙虚な気持ちで勉強に向かう心持ちがあったら、もう少し余裕のあるスタートを切れたのかもしれません。
全部、今だから言えること。なんですけどね。