鍼灸師の勉強をはじめた理由の一つに「自分自身の健康改善」というのがありました。
確かにセルフケアでできることも増えたのですが、セルフケアで何ともならないことも多々あるという事実に打ちのめされている今日この頃です。
ストイックな方であれば、学んだ知識を活かし極力他人様の力を借りずとも健康を保てるのかもしれないな。と思うのですが、私は残念ながらそんなことはできません。
本当に。40歳過ぎても朝からカップ麺食べちゃう日もあれば夜10時にから揚げ食べてる日もあります。なおかつ派遣のお仕事はデスクワーク。ずーーーーっとPC見つめっぱなし、座りっぱなし。出不精なので用事がなければ休日も外出しません。
こんな不摂生をしている人間が他人様に健康について語っていいのか。という疑問もありますが、同じような医師の方も多く存在するという話を聞いているので、まぁ人間そんなもんよ…。という気持ちもあったり。
もちろん、「本当はこうしたほうが良いだろうな」というのはあるので、望む方にはそれをお伝えしますし、調べることもします。ただ、「つい、不摂生をしてしまう」方に対してそれを非難する資格はないなとも思っています。(ただ、強い不調を感じている方には”今だけは”ちょっと不摂生やめましょっかってのはめっちゃ言います。より良くなって欲しくて鍼灸やっているので)
でね。。。鍼灸を学び始めてから、練習がてら自分自身の体の不調に対してセルフ施術をするわけですが、結構難しい。物理的に施術したい部位に手が届かないとか、届いても左手で右腕に鍼するのめっちゃムズイとか、制約的なものを色々感じています。
それでね…もう最近毎日のように思っているんですよ。
「誰か…私の体に施術をしてください…マッサージじゃなくて……鍼灸を…して……」と。
不思議なもんで、鍼灸学ぶ前は整体とかカイロとかそういったところに通っていたのですが、いまは「鍼灸」して欲しい気持ちが強いんですよね。自分自身が鍼灸師だからということ以上に3年間、学生同士で鍼灸しあっているうちに鍼灸の良さを無意識に感じ取っていたみたいで。
身体メンテしたいなら整体より鍼灸が良いな。って思っている私がいます。
特にこの9月に入ったのに蒸し暑い日々には、お灸が恋しい…。
背中にじんわり熱が入っていく感じがとてもとても恋しいのです……。
これは背中にお灸をされたことのある方にしか分からない気持ちよさなのですが、もうそれを体験するためにも行って欲しいっていうくらい、この季節のお灸は良いのですよ…。